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2013年 03月 31日
マワクナ沢の滝
去る2010年の夏に、この滝を目指したが、梅雨明けのころで家山川の水量が多く、川の向こう岸に流れ込む沢に入ることができずに引き返した。
このマワクナ沢に入るには家山川を渡渉しなくてはならない。近くに橋がないのだ。
そして今なら水量はそれほど多く無い季節だし、近くの水目さくらが満開と聞いて、、お花見をしながらと出かけた。
往路は、新東名高速道路を利用して島田インターで降りて、国道473を北上し、家山駅を過ぎて、信号交差点を左折、途中右側に落ちる八垂の滝を過ぎて進むと、右の茶畑の中に、水目さくらの大木が目につく、
そこから100mほど進むと、右に車両の転回スペースがある。その近くの道路の広いところに車を置いて、転回場所から、茶畑のほうを見下ろすと、たにそこに家山川が見え向こう岸から流れ込むマワクナ沢の水が白く見える。
転回スペースの横に茶畑に下りる石段があるが、この石段から家山川の岸までは、農家の私有地なので、
そのことを心して通らせていただくべきと思う。
今回は水量が少なかったので長靴で浅瀬を探して安全に渡渉できたが、水量の多いときは注意が必要だ。
すぐ対岸の沢に入る、これがマワクナ沢だ。沢筋は途中倒木にさえぎられたりするので、崩れやすい山に入って巻く必要があるが、そこに道はない。
余談
昔学校で習ったが、・・・・僕の前に道はない、僕の後に道はできる・・・・。
だが、この山の場合は…僕の前に道はない、僕の後にも道は出来ない、ただ崩れた土砂があるのみ・・・ってところか。
沢は左に急カーブでまがって、そこに小さな滝が現れた。
立派な滝壺で滝の近くには寄り付けない。
マワクナ沢の下の滝 全落差でも4mあるかどうか。
この沢の岩は非常に滑る。
特に私の場合は普通の長靴だったので岩には乗れない。
滝壺の縁を巻いて滝のわきの岩を登ろうと思ったがとても無理だ。
そこで左側(右岸)によじ登って、道なき道を歩いていくと、およそ30mで「これが本命」と想われる滝が右手から落ちていた。
支沢かなと思ったが、本流がここで直角に右に曲がっているようだ。
ここの滝つぼの周囲の岩も滑る、もう少し左から写真を撮りたいと思っても、狭い岩の上を伝って行くのは、滝つぼに飛び込みに行くようなものだ。
よくある情景だが滝の前に流木があって、どうも気になる。
そこで思い切って長靴を脱いだ。靴下も脱いだ、ズボンも脱いだ、ご心配なく、ズボンの下にはこんな時のためにと短パンをはいてきた。
ひざ上まで水につかって滝つぼに入った。
この季節まだ水が冷たいのは覚悟していたが、、滝つぼの底にある砂利が角ばっていて足の裏が痛い。
水の中に三脚を立てて写真を撮ろうとしたが、やはりこの流木が邪魔になる。
細いから動かせるかな?と思って挑戦したが、土の中までだいぶ埋まっているようでびくりともしない。
「これも自然が作った造形」と考えて諦めて、それも入れて写真を撮った。
マワクナ沢の滝 落差8mちょっと位あるか
それよりも脚は冷たく足は痛い。
早々に滝つぼから逃げ出した。
こうしてのんびりと滝を観賞して、帰りは滝前の急傾斜を倒木の枝につかまりながら直登して、沢にかかる倒木をよけるようにして下流の沢に下りて戻ってきた。
滝壺に桜の花びらが散って、流れ出すこともなくくるくると回っているのがとても可愛い情景だ。
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帰りに道路から八垂のたきのメインの部分を道路から撮って、その先の杉のきのこんもりしたあたりに、いだい橋がありその奥に落ちる滝、これは無名滝と思うがいだい橋のちかくなので「いだい滝」としておこう。
水量が少なく流れも細いが、その落差は、12~3mはありそうに見えた。
いだい滝 総落差は12~3m位か
右下は、橋の銘鈑を画像にはめ込んだ。
by takihana117
| 2013-03-31 15:33