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2013年 09月 12日
母の白滝の上流の二滝
以前から、国土地理院の地形図に気になるタキマークがあった。
それについて、いろんなキーワードで検索したがヒットしなかった。そこでそれなら自分の眼で見て来ようと出かけた。
先日、滝友のお茶さんが静岡県駿東郡小山町の鮎沢川にタキマークを見つけて、探索に行ったところただの堰堤だったこともあって、そんなことかなとも思いながら出かけた。
場所は山梨県富士河口湖町の「母の白滝」の上流400mほどのところだ。
地形図では母の白滝はその名前が大きく表示されているがその上流の滝はマークのみだ。
道順は河口湖大橋を北に向かって渡り600mほど進んで左に入る。200mほど進んで右折すると、旧みさかみちだ、それを1.5kmほど進むと左に郵便局があり「河口湖浅間神社前」の交差点、これを右折、T字路を左折、道なりに進むとR137の高架下に出る。歩きの場合は直進だが車の場合は左折あとは道なりに山道を進めば、滝近くのちいさな山小屋のある駐車場に着く。
あとは車両通行止めの杭の間を通って坂道を下ると200mほどで母の白滝の前にでる。
この滝は凍っているときと、流れているときとそれぞれ一度ずつ訪瀑しているが、今回も表敬撮影
母の白滝 2013-09-07
階段を上ると、母の白滝の上部の滝が見られる。これも「母の白滝本滝の本滝」とは違った流れのいい滝だが、杉の大木が邪魔して写真は撮りづらい。
母の白滝の上の滝の一部
滝を見に来た人は普通はここまでしか登らない。
この先は三つ峠山の登山道になる。
小さな祠(白滝神社)の前を通って階段を登って先へ進むと滝上に出る、100mほどで堰堤(寺川第二堰堤)に出る、堰堤は右岸を巻くように登山道が導いてくれる。
その先も登山道に沿って登るとピンクリボンがある、その右下あたりに寺川の分岐点があるようだ。
まず、登山道に沿って、左股の沢を見ながら100mほど進むと滝が見える。
近づいてみると、大きな岩盤に上下二つに分断された滝だが、地形図に載るにはちょっとさみしい。
滝を二分する平らな部分は人工物かと、近寄ってみるとこれは自然の岩棚のようなもので、人工物ではない。
上の部分は、2m位か。
まだ上に何かあるはずと登山道を上る。
登山道は右側にガードチェーンがある整備された階段だ。
途中ガードチェーンが左側になる、この境目から沢に下りると次の滝前にでる。
沢に下りると、縄のれんのような滝が見えてくる。
私が名付けたどんぐりの滝
滝の横にある棒は私の杖で、見えている部分がおよそ1m。遠近法で滝の上の方は少し詰まって写っているとしておよそ6mと言ったところか。
写真を撮っていると上から何か落ちてくる、やたら落ちてくるのでよく見るとどんぐりのようだ。
滝の名前がわからないので、仮に私はどんぐりの滝と呼ぶことにした。
だがあとからブロ友さんに教えていただいたがこれは栃の実だそうだ。
でもどんぐりの方がかわいいから、私の中ではどんぐりの滝と呼ぶ。
こんな滝はただの直瀑ではないがなんと呼ぶのだろう。
縄のれん滝とでも言おうか(笑)。
まだ上に何かあるような気がして、左に巻いて登ってみたが、近いところには見当たらなかったので
「よーし、今度は右股だ」と少し下ったが、このまま下ったら、右股をまた昇らなくてはならないと思い、二股を分ける尾根越えをした、右沢の近くには踏み跡もないような未開の沢だ。
沢にそって100mほど登ると左岸側に滝が見えてきた。
6m前後の。
足元のおぼつかない斜面に三脚を立てて写真を撮る。
このあたりは、松の木が多く、沢のあちこちの吹き溜まりに無数の松ぼっくりがたまっていた。
そこでこの滝を私の中で「松ぼっくりの滝」と呼ぶことにした。
まだ上に何かありそうな気がして、登ってみた。
あるにはあったがこれでは、滝が「来るな!、見るな!」と言っているようだ。
松ぼっくりの滝の上の滝。
もう少し上に何かないかと登って見た眼の届く範囲には滝らしいものは見られなかった。
小さいながらも両股の滝を見たし、腹も減ったので、山を下りることにした。
沢は大きな石がごろごろしているし沢沿いは道もなくて、下りの道なき道はかえって危険と思い、再び尾根によじ登って、尾根を下ってきた、ここはそれなりに踏み跡ができていた。そのまま下ると、沢の分岐点についたので、左沢を渡りながら上流を見るとそこは、最初に寄った、二段に分断された滝が見えていた。
近くの道端のピンクリボンに戻って登山道を下った。
駐車場について、遅い昼飯のおにぎりを食べていたら、ポツリポツリと…雨だ。
帰りがけに三島の滝を予定していたが、それは、後日の宿題として、帰路についた。
こういう滝行きは楽しいものだ。GPSがあったら、もっと楽しいだろうな・・・・。
by takihana117
| 2013-09-12 00:01
| 滝紀行