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2012年 11月 22日

河内の滝 静岡清水区

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それは、初めは雲をつかむような話だった。

滝友達のお茶さんが、「清水の河内の大石の奥にすごい大きな滝がある」とだけ教えてくれた。
彼もまだその滝は見たことがなかったようだ。

河内の大石はずいぶん前に行ったことがあったが、そのころはまだ滝に無関心だったので、その奥の方に行ったが、ただ行っただけだった。

そこまで聞けばじっとしていられない。まずは出かけてみた。

そして20mの谷底に見つけたのが、今度訪問した無名滝だったが、その時は、谷底に下りる装備をしていなかったのでその時はそのまま帰ってきた。
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 第六章 仮称 中尾の滝 静岡市清水区河内

そのことをお茶さんに話すと「もっとずーっと上の方だよ」という。
後日確認してみたら、お茶さんが私に話したのは、真富士山の頂上近くにある白沢の滝のことだと分かった

それとも知らず、とにかく探したいと出かけたのが2012年10月13日のことだった。

今度はもっと奥に行くつもりで出かけた。

途中山の中で探索していると、軽トラに乗った地元の農家の人らしい二人の男性に出会った。

そこでその雲をつかむような滝の話をすると、親切に詳しく教えてくれたのだった。
それは、白沢の滝ではなく、別の滝のことだった。
でも、唯一の手がかりなので、教えていただいたことを忠実に守って、進んでいった。
道順はブログ記事の最後に示します。

そして本当にあるのか、この沢でよいのか、なにも確証のないままただ滝を求めて、大きな石がごろごろしている沢をひたすら登って行った。

ずいぶん登ったところで右上を見ると山の中腹にわさび田が見えた。
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「こんなところでワサビの栽培をしている人もいるんだなぁ」なんて妙に感心しながら進むと、これまで比較的広々していた両側の視界が急に狭くなってきた.


沢床の上りも一段ときつくなってきた。

「この様子では期待できるかな?」なんて思った時、見えてきた。

「うおぉ、いい滝だ、上品な滝だ!!」
不安も含めて苦労して登って来て出会った滝で、その感動もひとしおだった。 

その時はまだ”名も知らぬ滝”だった滝だが、その後私が名付けた仮称 石沢川・中尾の滝   
2012年10月13日撮影
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ごつごつした岩の表面を流れ落ちているため、音も大きくない。

滝を堪能して、帰ろうと思った時・・・・。

今来たあの沢床を下るのは岩が大きすぎてその上勾配もきついし危険だから、山道を歩いたほうが安全かと思い、滝のすぐ横、右岸を上ってみた。
するとこの滝の上の10mほどバックしたところにもう一つ滝が落ちていた。


石沢川、仮称・中尾の滝の上の滝  2012年10月13日撮影
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細くくねくねした二筋の滝だ。

そしてそのまま木につかまりながら右岸の涸れ沢を大巻して山中を下り、だいぶ下の方で元来た沢に出て、それを下って帰ってきた。

足腰に自身のある人なら、帰路も山に入らなくてもそのまま沢を下ればよいのだが、沢はその幅が狭くなってからの沢床は大きな岩がごろごろしていたので、足腰に自信のない私は、安全を考えて山道の方を選択した。

帰宅して、お茶さんにその滝の写真を見てもらうと、
「これはこの前話した滝ではない、見たこともない滝だ」という。

どうもこの滝は今回がインターネット初公開の滝のようだ。 だからその名前さえもわからなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして2012年11月16日のこと

これまでに2回来て、道路から20mほどの谷底に見える滝が気になっていた。

どうしてもこの滝が見たくて、三度(みたび)この地に来てしまった。

道端で、どこから降りようかなと谷底を覗きこんでいると、老夫婦の乗った軽四が下ってきた。
道端によけながら、老夫婦を呼び止めた。

「お疲れのところをすみませんが、ちょっと教えてください」
「はい、なんでしょう」

この上の方に滝がありますよね」
「うん」

「その滝の名前を知りたいんだけど」
「白沢の滝じゃねえか?」

「そうじゃないんです、白沢の滝は、真富士山の頂上に行く道の近くの方でしょう。
そうじゃなく、この道をまっすぐ登ると、お茶畑があって、左下にワサビ田があって、その上流で沢が分かれていて、左に行くとだいぶ遠いけど滝がありますよね」
「うん、あそこか、あるよ」。

「高いところにわさび田があって、モノラックが近くまで行ってたけど」。と、確認のためにほかの情報も話してみた。

「あぁ、あのわさび田はうちでやってたんだけど、台風で壊れちゃって、今はほったらかしてあるんだ」

「あの奥の滝の名前が知りたいんだけど・・」。

「名前かぁ、名前なんかねぇよ、あれは、あそこの滝でわかるから」。という。

「名前がないのかね、それじゃあのあたりの地名はなんていうんだね?」
「あのあたりは、中尾って言うんだけどね」

「それじゃ”中尾の滝”だね」
「うん、それでもいいだろう。・・あそこまで行ったんかね?」

「うん先月ね」
「へぇぇ、よく行ったな、結構遠いだろう」。

私が今この下の谷底の滝を見に行こうと思って降りるところを探していると言ったら、

「へぇぇ、怪我しねえように気をつけなよ」

そんないきさつで、この滝は地元の人の話では名前がないということなので、とりあえず、石沢川・中尾の滝と私が名付けた。
別の本当の名前をご存知の方、おられましたら、このブログのコメント欄に書き込んで教えてくださるとうれしいです。  滝花好男
仮称・石沢川中尾の滝への道順
河内地区に入り、河内の大石を目当てに進む。
大石を過ぎて、真富士山登山道の看板を頼りに進むと、鉄の橋の手前左手に「河内の大石発祥の地」という白いポールが立っている。ポールを過ぎて橋を渡ってなおも進む、何回かカーブして坂道を登ると、道はV字型に分かれ、V字の道を左に入ると下はワサビ田で行き止まり。右にとって急に視界が開けて茶畑になる。屋根だけの作業小屋もがる。作業小屋の前を通り茶畑のなかを進むと茶畑の真ん中あたりの小さな十字路を左に曲がり、茶畑の真ん中の小さな山の脇をとおって茶畑の左の道にでる。ここまでは真富士山の登山道だ。
注意してみると。左に入る山道がある。道は真富士山に向かってまだ伸びていくが、普通の車はそこまでが限界。
山の中に車を置いて進むと左手にわさび田がある、右の沢に入り沢かまたはすぐ横の杉林の中を、しばらく登って行くと沢はV字型に分かれる。
左の方が水量が多い、左側の沢に入りそのまま進む。
かなりきつい沢歩きだ。
しばらく進むと、右前方の山にわさび田が見えてくる。
それを通り過ぎて視界の狭くなった沢をなおも進むと滝前に出る。
増水時は沢歩きは危険かもしれません。自己責任でどうぞ





 第七章 石沢川無名滝

その谷底に見えた滝を見るために2012年11月16日に出かけた。

なぜ20mとはっきり言うかというと私のロープが20m、ちょうどいっぱいだったことである。
道端の杉の木にロープを縛ってそれを頼りに下りていく。
川床に着くと、そこは巨大な石が川床の下に埋まっていて、その一部が顔を出している感じだった。

そして滝は。
上から見ると右岸の支沢のように見えた滝が、実は本流の滝だった。
その落差数メートル、これも巨大な石の一部を削って樋のような形になったところを流れ落ちていた。

無名滝
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動画もどうぞ


右側から流れ込む小さな流れは左岸から流れ込む沢の水です。


この近くには小滝がたくさんある。
一部を
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こうして小さな滝を満喫して帰ってきた。


このあたりの地形図をUPしますが、これは記憶と地形図をかさねあわせただけのもので、
特別計測器(GPS)などは使っていませんから、正確性はいまいちと思います
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この無名滝に沢床に下りるには
沢が増水していないときであれば、”河内の大石”を過ぎてなおも進むと、左側に白い鉄パイプのガードレールがある。その先の左にちょっとしたスペースがあり、向こうの方には普通のガードレールが見えるところのシュロの木の根元に、上流に向かって杉林から沢床に下りる踏み跡がある。そこから沢に下りて、沢を渡って右岸を遡行すると滝まで行けるが、足場は悪いし、増水時は危険です。自己責任でどうぞ。
靴が濡れる覚悟か、長靴を準備を。


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by takihana117 | 2012-11-22 21:33 | 滝紀行

2012年 11月 18日

安倍の大滝

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安倍の大滝は日本の滝百選に選ばれている滝です。

この滝には前に2度訪問しているが一回目はいつだったか定かな記憶も記録もない。

そして二回目はこの日に訪問している。

私の観た感想はこの滝は女性的なスタイルで、私の好きな滝の一つだ。


 
第五章 安倍の大滝


この滝の少し手前の赤水の滝の駐車場の看板には、安倍の大滝までは県道からおよそ徒歩40分歩くとかいてある。
この前来た時はちょうど40分かかったから、今回はもう少し多くかかるかなと予想していた。


滝までの概略図です
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今回は脚をかばってずいぶんゆっくりと写真も撮りながら歩いて行ったが予想外に早く着いたような気がした。でも時計を見るとちょうど40分だった。

車で行く場合は駐車場がない。で、前回も今回も県道からの入り口の近くにある「民宿湯の華」のご好意で駐車場に車を置かせていただいた。
ここの女将は嫌な顔一つせずに、「いいですよ空いているところに置いて行ってください」と言ってくれるので助かる。

そこで身支度をして少し戻って県道のすぐ下から、最初の吊り橋を渡る。
ここから滝までおよそ1.2kmだそうだ。9時35分出発。

この吊り橋は揺れないし下も透けて見えないが、
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この橋を渡って・・・・・
鉄の階段を降りて、次の吊り橋はよく揺れる。
それに・・・
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そして長い、数十メートルはありそうだ。
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揺れる吊り橋の渡り方このつり橋のように、真ん中に板が2枚の場合 どうしても怖いので足を開いて左右のバランスを取りたくなるものだが、これは間違い、そうすると横揺れがひどくなる。
そこで二枚の板の真ん中に足をそっとおろすように歩く。
そして時々歩く調子を変えると、あまり揺れない。
これ、私が試してみて、この方法を発見した。


前回の時よりも遊歩道はだいぶ改良されていた。

そのあとも吊り橋はあるが短いので揺れることもない。

かなりきついアップダウンを繰り返して、途中の距離の看板を励みに進む。

これはもう滝に近いところの看板 あと200m。この手前の下のほうに見える小さな滝が気になる。
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そしてついに、安倍の大滝到着 時計は10時15分だった。やはり40分。

安倍の大滝 2012・11・16撮影
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去年の写真と比較してみると、今のほうが滝つぼの見える岩の隙間が広くなっているような気がする。

動画をどうぞ


2009年7月29日の画像
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帰りがけには、往路で気になっていたがとりあえず先に安倍の大滝にと、後回しにしていた、安倍の大滝から300mほど下ったところの谷側にある滝を見るために、脇道と言っても道なんかないが、切り倒した杉の丸太の上を歩きながら下ってみた。

素敵な滝があった。

あるいは滝としての名前があるのかもしれないが、私の知る限りでは無名滝だ。
上下二段でそれぞれに立派な滝壺を持っている。
落差の目測は苦手だが、おそらく上下合わせて10m以上あると思われる滝があった。

安倍の大滝下流の無名滝
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その上流にも
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まだこのあたりにはたくさんの小滝があるようだが時間と体力を考えてこのくらいにして帰途に就いた。


この日、この後は、梅が島温泉の上の三段の滝、とずっと下流の藤代の滝を訪問し、大谷崩にも足を延ばして帰ってきた。

藤代の滝
[#IMAGE|e0284019_2362095.jpg|201211/20/19/|mid|640|426#

]
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by takihana117 | 2012-11-18 18:06 | 滝紀行

2012年 11月 06日

伊佐布北滝 静岡市清水区

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2009年7月31日のこと
この年は暑い夏で、7月中ごろから猛暑日があったりしていた。
この日も非常に暑く、仕事で出かけて、一つ用事を済まして、車に乗ったが、「こう暑くちゃたまらん、どこか涼しいところへ行こう」。

そして、そうだ滝に行こう、と思った時は車は清水方面に向かって国道一号を走っていた。


 第4章 伊佐布北滝

そしてこの滝、伊佐布北滝(いさぶきただき)に着いて「あれ??」と思った。
この滝も、忘れるくらい前に一度妻と来ている。1970年代初めだと思う。

私の脳裏の記憶を引っ張り出すと、その時の滝周辺とこの日の滝の周辺が違うように思えた。

だが、私の記憶がまちがえているのか、それとも長い年月の間に滝のほうが形を変えてしまったのか?。

確かあの時は滝を正面から見たように記憶しているが、今見ると、滝つぼから流れ出す水は右岸に向かって流れている。
そして滝は正面より右を向いているように思えるのだ。

あくまで想像だが、この滝はここ数十年の間に数メートル後退したのか。
それにあのころはもっときれいな直瀑だったようにも思う。
だがそれを証明するものは何もない。
あの時一枚でも写真を撮っておけばよかったと悔やまれる。

そこで、今度このブログに掲載するために何かそんな資料がないかと思ってこの伊佐布北滝を再訪してみた。
だがこれといった資料は見つからなかった。

ところが、ある観光関係のサイトを見ると、あの時の様子を訪仏とさせる一枚の写真が見つかった。それをお借りした。
古い伊佐布北滝の資料画像(写真を拡大したので少しぼやけています)
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この画像が何年前のものかわからないが、私が最初にこの滝を訪れたころは、こんな感じだった。
今では朽ちて触れば倒れそうな滝名の柱が、まだ真新しく滝の周辺も緑が少なく赤茶けた石がごろごろしている。私の記憶にかなり近い画像だ。
今の姿と比べてみると…これは2009年7月31日の撮影だ。伊佐布北滝 落差10m 最大幅2mという。
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滝の形もその周辺も大きな違いはないように思える。

この滝前の石段の上に不動尊を祀る鉄筋コンクリートの祠がある。
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その建物には、しっかりした定礎板がはめ込まれていた。
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昭和47年とあるから確か私が最初に行ったのはこのころだったと思う。
そのころはやはりこんな姿をしていたということになる。
そこでいろいろ考えてみたが、私が最初に訪問した時の記録の画像もないし古い資料画像の滝の形も今の形によく似ているから、私の記憶違いだったということで決着することにした。

この本滝の下流数十メートルのところにもう一つかわいい滝がかかっている
伊佐布北滝・下の滝 2009・07・31 撮影 落差数メートル
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なんともかわいい滝だ。私の好きな滝の一つだが、今は太い真っ黒な流木が滝の右側に倒れ掛かっている。

この滝がなぜ「伊佐布北滝」というのか、北滝があるなら南滝もあるのか?と疑問が残るが、これは、伊佐布という集落の北の方にあるから伊佐布北滝というのが正解のようだ。
地元の人たちは、単に「伊佐布の滝」と呼んでいる。

なお
2009年7月31日にこの滝を訪れたときの様子はこちらです。
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by takihana117 | 2012-11-06 21:52 | 滝紀行


真冬でも滝に行きたい


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